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断熱リフォームを検討している方は必見!断熱材の選び方と注意点

2019.07.26
大規模リフォームの断熱リフォーム

現在断熱リフォーム市場には様々な断熱材が出回っています。

「断熱リフォームを検討しているが、どの断熱材を使えばいいのかわからない」

そう思われている方も多いと思います。断熱リフォームは場合によっては数百万単位の非常に大きな買い物となります。事前にしっかり自分でそれぞれの断熱材について調べ、自分の望んだとおりの断熱リフォームにしていただくのが望ましいと思います。

とはいえ断熱材と一概に言っても、形状や性能など、様々な特徴があります。インターネットで「断熱リフォーム」や「断熱材」と検索するだけでも、「この断熱材を使うべきだ」「断熱リフォームを行う時はこの工法はよくない」など膨大な情報があふれています。ですので「結局どの断熱材がいいんだ?」となってしまうと思います。

今回は

・ 現在断熱リフォームに使われる主要な断熱材は何?
・ それぞれの断熱材の気を付けるべき点は?
・ 断熱リフォームで重視するべき断熱材の特徴は?

 
上の3つの疑問を解消できるように、断熱リフォームで使用されている断熱材を

・ 断熱性
・ 耐久性
・ 安全性

の3つの視点で分析していきます。

 Webスタッフ 上野山

 

断熱材の大まかな特徴

断熱材は大きく繊維系断熱材と発泡プラスチック系断熱材にわけられます。形状や特性などは個々の種類で違いがありますが、基本的な性質もこの2種類に区分できます。繊維系断熱材の中でもパルプ・新聞古紙から作られたセルローズファイバーや、羊毛から作られた羊毛断熱材などの自然素材で作られたものは、自然系断熱材と呼ばれることもあります。

繊維系断熱材

断熱材の基本的な考え方は「空気の層を作って熱を閉じ込める」ことですが、空気の層の作り方の違いから大まかに「繊維系断熱材」と「発泡プラスチック系断熱材」の2種類に分ける事ができます。繊維系断熱材の中の新聞古紙から作られているセルローズファイバーや羊毛断熱材などは、自然系断熱材と呼ばれることもあります。

  • グラスウール
  • ロックウール
  • セルローズファイバー

…など

繊維系断熱材は細かい繊維状の素材でできており、その隙間の中に空気を閉じ込めて動かなくすることで断熱材としての効果を得ています。繊維同士の密度が高くなればなるほど断熱性能も高くなります。

発泡プラスチック系断熱材

  • ビーズ法ポリスチレンフォーム
  • 押出法ポリスチレンフォーム
  • 硬質ウレタンフォーム
  • フェノールフォーム
  • ポリエチレンフォーム

…など

発泡プラスチック系断熱材は合成樹脂などの素材を発泡させ、内側に無数の小さな空気の泡を閉じ込め、その泡の層により熱の移動を防いで断熱効果を得ています。

 

①断熱性

施工時の欠損に注意

断熱材の性能は、断熱材が分厚くなればなるほど、密度が高くなればなるほど向上していきます。しかしこの時注意するべきなのは、素材そのものの性能が高くても、実際のリフォーム工事で、素材本来の性能を十分に発揮できるとは限らないという点です。

例えば、グラスウール断熱材について、「独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構」の「住宅の次世代省エネルギー基準と指針」内で、施工の状態による断熱欠損について次のように説明しています。

断熱欠損について
垂れ下がった断熱材
断熱材の欠損

通常の施工状態に対して、押し込み過ぎたり隙間を残した状態だと断熱性能が低下し、ひどい場合は半分ほどになってしまうとされています。もちろんこれは施工業者の技量にもよるのですが、中には建物の構造自体が施工のクオリティに影響を及ぼしてしまうケースもあり、一度事前に下調べを行った上で、建物に合った方法を検討するといいでしょう。

 

②耐久性

発泡プラスチック系断熱材は経年による劣化に注意

断熱材の長期的な性能変動についても、しっかり把握しておいたほうがいいでしょう。発泡プラスチック系の断熱材は、経年により「空気置換」と呼ばれる現象により素材が劣化し、熱抵抗値が低下してしまう事があります。発泡プラスチック系の断熱材でも、劣化の度合いは素材により1~20%と大きな差が見られます。「独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構」の「断熱材の長期断熱性能評価に関する標準化調査成果報告書」内に断熱材の経年劣化を想定した熱抵抗補正係数が公開されています。

断熱材

補正係数

ビーズ法ポリスチレンフォーム

0.98

押出法ポリスチレンフォーム

0.88

硬質ウレタンフォーム

0.81

吹付硬質ウレタンフォーム(現場発泡)

0.75

フェノールフォーム

0.92

ポリエチレンフォーム

0.99

 

補正係数が1より小さくなっているものほど、経年により断熱性能が落ちやすいことを意味します(25年後の経年劣化を想定しています。)この結果は、断熱材表面の空気置換を防ぐためのスキン層が無い状態での想定であると思われますが、発泡プラスチック系の断熱材はスキン層の有無で経年劣化の度合いが大きく違ってきますが、やはりこれも施工時のミスなどでムラができ性能に大きな差が生まれることがあるので注意が必要です。

繊維系断熱材は壁内でのズレやカビに注意

断熱材のカビ

繊維系の断熱材に関しても、素材そのものは丈夫であっても、経年により断熱材が沈下してできる隙間により断熱欠損が発生したり、壁の内側の結露で断熱材が濡れてしまい、性能低下につながる事があるので注意が必要です。これは施工のクオリティが大きな要因となっているので、信頼できる業者にお願いするようにしましょう。

 

③安全性

いくら性能の良い断熱材でも、健康に害を及ぼしてしまうようであれば本末転倒です。安全面で確認しておくべきなのは、発がん性の有無とホルムアルデヒドの発散等級でしょう。

発がん性物質の有無

発がん性は、国際がん研究機関 (IARC)により、「IARC発がん性リスク一覧」が公開されています。

各グループの発がん性のリスク

所属する主な物質

グループ1(ヒトに対する発がん性が認められる)

ホルムアルデヒド、アスベスト、タバコなど

グループ2A(ヒトに対する発癌性がおそらくある)

紫外線、非ヒ素系殺虫剤など

グループ2B(ヒトに対する発癌性が疑われる)

ウレタン、スチレン、ガソリンなど

グループ3(ヒトに対する発癌性が分類できない)

グラスウール、コーヒー、お茶など

グループ4(ヒトに対する発癌性がおそらくない)

カプロラクタムのみ

検討している断熱材について、一度主成分の発がん性のリスクの有無を確認し、リスクの認識をしておいたほうがいいでしょう。

ホルムアルデヒド発散等級

住宅の汚染化学物質であり、発ガン性物質であることが認められてもいるホルムアルデヒドは、結膜炎や咽頭炎、皮膚炎の原因となります。断熱材でも製品として加工される際にホルムアルデヒドを使用しているケースがあります。

ホルムアルデヒド発散等級とは、「住宅性能表示制度」で決められている項目の1つで、素材から発散されるホルムアルデヒドの濃度がどの程度かを表す等級です。建築材料ごとに等級の明記が義務付けられており、検討されている断熱材にホルムアルデヒドが使用されているかどうか、確認するようにしましょう。

表示記号

内装仕上げの制限

F☆☆☆☆

制限なし

F☆☆☆

使用面積が制限

F☆☆

使用面積が制限

F☆

使用禁止

耐火性能

また、万が一自宅や隣家で火災が発生した際、断熱材の耐火性能は安全性に大きな影響を与えます。繊維系の断熱材では、グラスウールなど主原料に無機質を使用している断熱材は燃えにくく、耐火性に優れています。発泡プラスチック系の断熱材は、フェノールフォームは耐火性があると言われていますが、全体的に可燃性のものが多く、それらの断熱材は一般的に難燃化の対策がとられてはいるものの、火元の状況によっては一気に周辺に燃え広がってしまう可能性があります。また、素材によっては燃焼した際にシアンなどの有毒なガスが発生するものもあります。耐火性・火災時の安全面を重視するのであれば、より燃えにくく、燃焼時に有害物質が発生しない素材を選びましょう。

 

まとめ

今回は、断熱性能の考え方や、重要視するべき代表的な性能について紹介しました。断熱材は、いずれの種類についても施工時のクオリティが、実際の性能に大きな影響を及ぼします。断熱性能に加えて重要視したい点は何なのかを考えた上で、それに適した種類の断熱材での施工を、信頼できる業者に依頼する事をおすすめします。

 

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