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結露の原因と対策方法

窓の結露
寒い時期になると窓の結露が気になる方は多いのではないでしょうか?結露は放っておくとカビが発生し建物や私たちの身体に悪い影響を及ぼしますが、毎朝取り除くのも非常に面倒…とはいっても部屋を暖かくしないわけにはいかないので困りものです。

そもそもなぜ結露は発生するのでしょうか?今回は結露が発生する原因とその対策方法についてご紹介していきます。

上野山 典之  Webスタッフ 上野山

結露は温度差により発生する。

空気は人間の目に見えない水分を含んでいます。空気は温度の違いで含むことができる水蒸気の量がかわります。その量は、温度が低くなればなるほど少なくなります。結露は水気を含んだ空気が冷やされることで、水気を保つことができなくなり、持てきれなくなった分の水分は壁や窓にくっつきます。この水分のことを結露水と呼びます。

結露を防止するには?

結露の発生を抑えるにはどうすればいいのでしょうか。基本的な考え方は

  • 家を冷やさない
  • 空気中の水分の量を減らす

ことです。原理はどちらも簡単です。常に空気が水分を持つことができるだけの温度を保ち続けるか、温度が下がっても元々それほどの水分を持っていなかったのであれば、結露が発生することはありません。この考え方を踏まえて、具体的な対策方法をご紹介していきます。

水分が発生しにくい暖房を使用する

開放型のストーブ

開放型ストーブは燃料を室内の空気を取り込みながら燃やし、その空気をそのまま室内に放出する方式のストーブです。暖房機器の中では最もエネルギー効率がいいと言われていますが、燃えた後の有害な化学物質を含んだ排気をそのまま室内に出しているので、健康面でのリスクが考えられます。

また、灯油やガスを燃やすと大量の水が発生します。割合で説明すると、1ℓの石油を燃やすと、1.13ℓの水分が発生するといわれています。暖められて水気を多く含んだ空気が、冷えた部屋に流れ込むので、結露が非常におこりやすくなっているのです。

エアコン

大量の水分を室内に放出する開放型のストーブからエアコンに変えてあげると、暖房を使うことにより部屋の湿度が上がることがなくなるので、これも立派な結露対策と言えるでしょう

湿度を上げすぎない

冬場は乾燥によるウイルスの対策を行うために加湿器を使用することが多いと思います。しかし湿度の上げすぎは結露の原因となってしまいます。室内の湿度は40~60%が目安なので、それくらいになる様に調整をしましょう。他に室内の湿度が上がる要因として考えられるのは

  • 観葉植物
  • 洗濯物
  • 浴室の水気

などが考えられます。

ストーブとやかん

また、開放型ストーブの上にヤカンを置くのは室内の湿度をグンと上げてしまう事になるので、特に注意した方がいいでしょう。

換気を行う

湿度が上がりすぎているようなら換気をして湿度を調整しましょう。開放型のストーブを使用しているのであれば燃焼時の有害物質も外に出す必要があるのでマメに行うようにしましょう。

換気は、窓や換気口、建物に備え付けの換気システムの他に、キッチンや浴室の換気扇を動かすのもいいでしょう。エアコンを使用している場合でも、長時間部屋を閉じたままにしていると部屋全体がホコリっぽくなってしまうので、換気自体は定期的に行った方がいいでしょう。

ワンルームほどの空間であるならば、5分程度の換気で室内のすべての空気の入れ替えができるようです。

室内に冷たい空気がたまる場所を作らないようにする

押し入れと結露

冷たい空気は室内の下の方にたまりやすく、壁際に置いた家具の裏側の空気などは暖房では温まりにくく、室内の暖かい空気と触れることで結露が発生しやすい場所です。

同様に押し入れの奥も熱が届かず温まりにくく、布団自体が水分を多く含んでいるというのもあり小さな結露ができやすく、カビが発生しやすいので注意が必要です。

調湿材・吸湿材を使用する

新聞紙

室内の冷たい空気がたまる場所をできるだけ減らし、結露が発生しない環境を作ることが先決ですが、どうにもできない場合もあると思いますので、そういったときは湿気取り、乾燥剤、調湿材を使いましょう。

これらは使い捨てのものもあれば湿気の吸放湿の両方を行い、繰り返し利用できるものもあります。また、古新聞を使うというやり方もあります。ただし、いずれも吸い取れる湿気には限界があるので、あくまでも補助的なツールとして使うものだと思っておいた方がいいでしょう。

結露対策が難しい場合も

中には湿気をなくすのが難しい場合もあります。例えば窓はカーテンを使用することが多いと思いますが、先ほどもご紹介したように窓とカーテンの間に湿気が入り込むと結露の原因となります。

とは言っても寒さ対策であるカーテンを取り除くのも難しいと思います。結露防止のための窓用ヒーターなどもありますが、その窓の結露は防げても別の場所で結露が発生する可能性はあります。

雨戸がある場合はある程度発生を抑えることができるので是非活用しましょう。また、いっその事とらえ方を転換して「窓で結露することで押し入れの布団などで結露が発生するのを防いでいる」と思うようにするのも手かもしれません。

まとめ

湿度は上げすぎても下げすぎてもデメリットがあるので現在の湿度が適切か、マメにチェックするようにしましょう。住まいや身体の健康に繋がると同時に、掃除にかかる手間や労力を減らすことにもなります。少し意識を変えるだけでも大幅な効果を得ることができると思いますので是非試してみてください。

さいごに・・・もうひとつの結露対策

内窓

結露対策には「部屋そのものの断熱性能を高くする」というアプローチもあります。例えば、室内の熱の約半分が逃げていくと言われている窓に「内窓」を取り付ければ、2つの窓の間にできる空気の層が「断熱」の役割を果たし、外気の冷たさが伝わりにくくなるので結露を軽減することができます。

また、壁や床下や天井に断熱材を充填させることで更に断熱性能をあげることができ、壁の表面に発生するような結露を抑えることができます。

その他にも室内の温度差が少なくなる、暖房効率が良くなるなどのメリットもあるので、本格的に快適な空間をリフォームで作りたいと思われている方はこちらの方法も検討してみてはいかがでしょうか。

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