窓の暑さ対策5選!暑さを感じにくくする方法をご紹介|断熱リフォームの匠

コラム

投稿日 2020.09.11 / 更新日 2021.06.30

内窓・窓リフォーム寒さ・暑さ対策

窓の暑さ対策5選!暑さを感じにくくする方法をご紹介

WRITER

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矢崎 拓也

環境省認定うちエコ診断士

大学卒業後、断熱にまつわる資格をいくつも取得し、自ら調査や補助金申請の手配、セルロースファイバーの施工から窓の取付まで行える業界でも異色の人物。「日本中の住宅性能の低さを解決したい!」と大きな夢を原動力に戸建住宅の断熱リフォームに取り組む。

「窓の暑さ対策について調べています。具体的な方法について知りたいです。」

このような方のためにこのページでは窓の暑さ対策を行う方法についてご紹介していきます。

窓は外の熱が伝わりやすい場所であり、暑さの原因となる太陽の光が外から入ってくる場所でもあります。窓に工夫を加えてあげることで部屋の暑さを大きく軽減することができます。

窓の暑さ対策は大きく2つ

窓の暑さ対策には

  • 窓の断熱性能をあげる
  • 窓に太陽の光を遮る工夫をする

という2つのアプローチがあります。

窓の断熱性能をあげる

窓は壁や屋根よりも薄く、その分、外の暑さが伝わりやすくなっています。外の熱が伝わりやすいと

  • エアコンで部屋の空気を冷たくしても体感温度は高いまま
  • エアコンのスイッチを切った途端に暑さがすぐに元通りになってしまう

といったことの原因となります。

断熱性能をあげると部屋の内側と外側とで熱の行き来が起こりにくくなるので、これらの問題の解決につながります。

窓に太陽の光を遮る工夫をする

窓の暑さ対策として重要なのは「太陽の光を遮る工夫をする」ことです。

先ほどもご紹介したように窓の断熱性能をあげることは大切なことですが、実はそれだけでは暑さ対策としては不十分であるといえます。その証拠に「窓の断熱性能を上げたら冬は暖かくなったけど夏は余計に暑くなった」という声をネットなどで見かけることがあります。

これは太陽光が窓を通り抜けて部屋の床にあたった時、そこが「熱源」となってしまうからです。特に断熱性能の高い建物の方が部屋の中で作られた熱は逃げにくくなるので、太陽光を遮る対策を行わずに断熱性能を高くするだけではかえって暑さを感じやすくなってしまう原因となります。

窓の暑さ対策においては太陽の光を遮り、部屋の中に熱源を作らないようにする工夫がとても大切なのです。

窓の暑さ対策を行う具体的な方法

ここからは窓の暑さ対策を行う具体的な方法についてご紹介していきます。

①:窓に緩衝材を貼る

窓に緩衝材を貼ることで断熱性能を高めることができます。比較的安価に入手することができるのでお手軽に暑さ対策をしたい方におすすめです。なお、断熱性能をあげるには素材の内側に空気の層を作るような素材(プチプチなど)を使うことをおすすめします。「断熱シート」の様なものを見かけることがありますが、薄いシートでは断熱性能についてはほぼ効果を見込むことができないので注意しましょう。

②:厚手のカーテンを取り付ける

カーテンを取り付ければ部屋の中に入ってくる日光を遮る事ができるので暑さ対策になります。また、日光を遮るためにはなるべく厚手のカーテンを使うことでより大きな効果を発揮することができます。

ちなみにカーテンを設置すると窓とカーテンの間に空気の層ができるので、日光を遮るだけでなく断熱効果を高める働きもあります。

③:すだれ・よしずを取り付ける

窓にすだれやよしずを取り付けることで直射日光を遮ることができます。すだれのメリットはカーテンなどに比べて風通しが良くなることです。窓を開けてもあまり暑さが気にならないような場所で、「エアコンを使わなくても窓を開ければある程度涼しくなる」という場合にはすだれを取り付けるといいでしょう。

また、すだれやよしずは部屋の内側に取り付けるよりも外側に付けたほうがより太陽の光を効果的に遮ることができるようになる分効果も大きくなります。できるだけ建物の外側から取り付けることをおすすめします。

④:窓のすぐ外で植物を育てる

窓のすぐ外でアサガオなどの蔦類の植物を育てることで太陽の光を遮る役割を期待できます。また、植物の葉には「蒸散」という働きがあり、水分を出して周囲の温度を下げる効果があるので、相乗効果で暑さ対策を行うことができます。

⑤:内窓リフォームを行う

内窓を取り付ければ、窓の断熱性能を大きく上げることができます。現在の日本の住宅では断熱性能の低い窓が多く使われており、暑さの原因となっています。断熱性能の高いガラスやフレームを採用している高性能な窓を既存の窓の上から取り付ければ断熱性能は上がり、外の熱は伝わりにくくなります。ただし、先ほどもご紹介したように日光の対策は忘れずに行うようにしましょう。

まとめ


今回は窓の暑さ対策についてご紹介してきました。窓の暑さ対策を行うことで、暑い夏の部屋を快適な空間にすることができるだけではなく、エアコンで消費するエネルギーも減らせるので電気代の節約にもつながります。簡単に行えるものもあったと思いますので、是非挑戦してみてください。

断熱リフォームの匠では内窓を取り付けるリフォームを行っています。内窓には暑さ対策だけでなく寒さ対策の効果もあり、夏だけでなく年中を通してその恩恵を受けることができます。もし内窓のリフォームについて詳しく知りたいと思っていただいた方は、下記のページでも詳しく紹介していますので、是非ご覧ください。

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