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「断熱」がお家にとって重要な理由とは?

2018.10.11

日本家屋のイメージ
近年、「断熱」という単語を耳にする機会が徐々に増えてきた気がします。実際に私達DANREIへの断熱リフォームに関する問合せも年を増すごとに増えてきており、世間的にも「断熱」という言葉が浸透してきているのかな、と感じることができます。しかしながら、実際にはまだまだ全体を見渡すと「断熱」に関する正しい情報や知識を持った業者や個人が少ないかな、という印象です。
世界に目を向ければ、先進国の多くが断熱に関して独自に基準を設け、高断熱の住宅が建てられています。日本に関して言えば、断熱に関する基準はあるものの世界に比べると性能は低く、義務化された基準も今のところありません。そういう側面があるからか、日本では見えない断熱性能よりも見た目のデザインや機能性がクローズアップされがちではないでしょうか。
そこで今回は、「断熱」の重要性について簡単にご説明していきます。実はお家に住む上でとっても重要な断熱対策。日本でもっと断熱が浸透するよう願うばかりです。

木村画像  記事:Webスタッフ 木村

断熱とは何なのか?

まず、断熱という言葉についてです。断熱については、「熱が伝導や対流・輻射によって伝わるのを防ぐこと」などと説明されますが、ちょっと難しいですよね。簡単にいえば、「熱を伝えないようにすること」です。実際には完全に伝えないようにするのではなく、「伝わる熱の量を小さくする」ことが建物における断熱です。ちなみに身近なところでは、クーラーボックスが「断熱」を利用したモノですよね。このように”断熱”により「熱を伝えにくい家」に改善することを断熱改修や断熱リフォームなどと呼んでいます。

遮熱とは違う

断熱という言葉には似たような言葉が存在します。遮熱もそのひとつです。遮熱と断熱は実は全く違います。先ほどご説明したように、断熱は「熱を伝えないようにする」ことですよね。遮熱はというと「熱(日射)を反射する」ことの意味です。身近なところでは、日傘をさすことが「遮熱」の利用になります。

 

断熱はなぜ重要なのか

断熱が足りないと起こる事とリスク

では、断熱が足りない状況になると、どういったことが起こるのでしょうか。おそらく、「寒くなる」「暑くなる」ということは想像がつくと思います。でも、それだけではありません。まだまだ沢山のリスクが存在するのです。

リスク1.冬に部屋が寒くなる

まずはご存知のとおり「寒くなる」ということです。日本の木造家屋は昔から「夏を中心に考える」造りだったことから、「冬はひたすらガマンする…」のが当たり前でした。昔の家は軒があって夏の日差しが入らないようにしつつ、開口部を多く取り入れ風通しを良くした家です。隙間が多いので部屋を温めることが十分にできず、冬は囲炉裏などで自分たちの周囲だけ温めることしかできませんでした。

日本家屋のイメージ
現代の家も基本は昔の家の構造の延長です。断熱材の歴史は非常に浅く、断熱材が足りていなかったり、施工されていても正しく施工されていなかったりします。すると自ずと部屋が寒くなってしまうのです。

リスク2.夏に2階が暑くなる

冬に寒いのと同じで、夏に2階が暑くなるのも断熱材が足りていないのが原因です。特に2階の夏の暑さは天井側(上部)ほど暑くなります。冷房をつけると足元は涼しくなるけど上半身より上はモワッとする場合は要注意。部屋の中に温度ムラができてしまい不快な原因となっています。

暑い家の例

リスク3.健康リスク

室温が健康リスクに影響があるって知っていましたか?英国保健省の指針では、冬期の室温は18℃以上が推奨されています。18度を下回ると健康リスクが現れ、16℃未満で呼吸器疾患、さらには血圧上昇や心臓血管疾患のリスクが現れるとされています。「寒い」と感じるのであれば、その部屋は健康リスクがあるということです。

リスク4.家中結露だらけ!?

冬になると窓にビッシリついた結露。「結露は当たり前。」と思っていませんか?結露が起こる大きな原因は、窓のサッシとガラスです。特にサッシがアルミなどの”熱の伝わりやすい素材”だと、外の冷たい冷気がサッシの室内側にも伝わりやすく、室温とサッシの温度差からアルミサッシがビッシリ結露してしまうのです。ガラスに関しても単板ガラスだと断熱性能が低いため、結露の原因となります。このような窓の結露は、窓の断熱性能が低いことが大きな原因です。結露が発生すると、カビの発生や腐れ、ダニの発生などの問題が生じます。これらは喘息などのアレルゲンとなりますので注意が必要です。

非常に怖いのが内部結露

窓の結露は普段から確認できますが、怖いのが壁の中で発生する結露です。これは主に床下の湿った空気が壁の中に侵入し、壁体内が多湿になることで生じます。この状態が長引くと柱や土台が腐朽する原因となります。壁の中は見えませんので気付くことなく腐朽が進行してしまう恐れがあり、建物強度的に重大な問題となる恐れがあります。

 

だからお家はしっかり断熱するべき

断熱が足りないと色々なリスクがあることがお分かりいただけたと思います。逆に言えば、断熱をしっかりすることで上記のリスクは防ぐことができるということです。では、どのように断熱すればよいのでしょうか。

戸建て住宅の断熱には断熱材を使う

断熱する方法は様々ですが、基本的には断熱材と呼ばれる部材を使用します。断熱材は熱を通しにくい材料です。この断熱的性能を利用して家を断熱します。断熱材には様々なものがあります。下記に主な断熱材をご紹介します。

・グラスウール

ガラスを溶かしてから細かい繊維にし、綿状に加工した断熱材です。日本では最も一般的で多用されています。壁、床、天井すべての場所に使うことができますが、湿気に弱いため壁や天井で使用する際は防湿対策が必須です。

・ロックウール

名前のとおり、鉱物を高温で溶かして細かい繊維状にした断熱材です。見た目はグラスウールに非常に似ています。撥水性、耐熱性、吸音性があります。

・セルローズファイバー

古紙(新聞紙)を再利用し、細かくした”ばら状”の断熱材。原料が木質繊維のため、繊維の中にある気泡の空気が断熱性能を発揮します。また、木質繊維の性質により、湿気を吸収したり放出したりする機能があります。

・ポリスチレンフォーム

ポリスチレン樹脂に発泡剤を加えて押出成形した断熱材です。床下や基礎断熱、外張断熱で使用されます。水に強く多湿性があるため、土間床の断熱にも使用できます。また、シロアリによる蟻害を受けやすいため防蟻対策が重要です。似たものに、ビーズ法ポリスチレンフォーム(発泡スチロール)があります。

・現場発泡ウレタンフォーム

施工現場で直接吹き付け施工するウレタン系断熱材です。施工性がよく高性能な断熱材です。微細な独立気泡でできています。度々火災事故が起きており、耐火の面で注意が必要です。

・フェノールフォーム

独立気泡構造を持つボード状断熱材です。130度までの使用に耐える耐熱性があり、防火性に優れています。また、火が当たっても炭化するだけで煙や有毒ガスはほとんどでません。

 

以上が主要な断熱材です。基本的にどれを使用しても断熱性能の向上が見込めます。しかし、断熱材ごとに性能が異なり、より厚みが必要な断熱材があれば、薄くて済む断熱材もあります。

▶詳しくはコチラの記事をご参照ください
セルローズファイバーこそ最高の断熱材【完全版】

 

家の断熱はすっぽり覆うこと

しっかりした断熱の家
上記の断熱材を使ってお家を断熱するのですが、ただ断熱材を使えばいいかというとそうではありません。お家の断熱性能を高めるには、断熱材の施工の仕方がとても重要になってきます。特に重要なのは、家を断熱層ですっぽり覆うことです。一箇所でも断熱に欠けがあると無意味になってしまいます。

冷蔵庫の開けっ放し

例えば、冷蔵庫を考えてみてください。冷蔵庫って普段は密閉しますよね?もし冷蔵庫のドアを開けっ放しにしていたらどうなるでしょうか。冷蔵庫内が全く冷やされずに中のモノが腐ってしまいますよね。
建物の断熱は冷蔵庫のそれと考え方は全く同じです。例えば、床下の断熱材がこんなことになっていたら…。

垂れ下がった断熱材
冬に寒いのも当たり前だってことがわかりますよね!ですから、お家の断熱は家をすっぽりと断熱材で囲うことがとっても大事なのです。

壁内に水蒸気を入れないこと

ここで、断熱を施工する上で最も怖い部分を説明します。それは結露です。先述した”断熱が足りていないと起こるリスク”の項でも結露の危険性を簡単にご説明しました。実は結露のことを考えずに断熱をした場合でも、断熱どころか建物自体にダメージを与えてしまう可能性があるのです。

気流止め
そこで大事になってくる一つの要素が気流止めという考え方です。気流止めとは、壁に入り込む水蒸気を物理的に止める作業のことで、断熱的にも非常に重要な作業です。詳しいことは別の記事で特集していますので、下記を御覧ください。

▶気流止め|断熱リフォームの最重要ポイント
https://www.danrei-teoria.com/column/kiryudome/

開口部の改善で断熱性能の底上げに

実は窓などの開口部は断熱が最も弱い箇所です。窓には断熱材を施工できないので当たり前といえば当たり前なのですが、逆を言えばこの開口部を一緒に改善することができれば大幅に断熱性能を向上させることができます。ここでは簡単に窓サッシについてご説明しましょう。

窓の断熱性能の例
窓サッシの種類は、

  • アルミ製
  • 樹脂製
  • アルミ・樹脂複合
  • 木製

があります。サッシは熱を通しにくい材料を使うことが断熱性能向上の第一歩です。上記のなかでは、「木製・樹脂 > アルミ樹脂複合 > アルミ」の順に断熱性能が高くなっています。アルミサッシの場合は、樹脂製サッシにするだけで効果があるはずです。

ガラスにも違いがある

最近では複層ガラスをよく見かけるようになりましたが、以前はガラス一枚だけの単板ガラスが主流でした。もちろん単板ガラスよりも2枚の複層ガラスの方が断熱性能が高いです。これから改善を考えていらっしゃるのであれば、サッシの素材だけでなくガラスの性能も合わせてを確認してみるといいでしょう。

 

以上が断熱を考える上でもっとも大切な知識です。今回は数値のことや透湿のことなどは省きましたが、「断熱する箇所は隙間を無くして施工する」、「壁に入り込む気流は止める」、「開口部は断熱的に弱い部分である」ということを理解しておけば、断熱について大きく間違うことはありません。

 

まとめ

断熱について必要な理由と正しい知識について簡単にまとめてみましたがいかがでしたか?家を購入するときや建てるとき、リフォームするときなど、どうしてもデザインや間取り、使い勝手に目が行ってしまいがちです。それは”断熱”が目には見えないものだからかもしれません。しかし、住んでみて後々気づいて後悔してしまうのが断熱をはじめとする目に見えない部分です。

もしかすると、このページを開いた方の中には、断熱に関して後悔している人もいるかも知れません。そういう場合であっても、今からでも遅くはない断熱の方法があります。特に、夏の2階の暑さや冬の床の寒さにお悩みであれば、DANREIの非破壊断熱リフォームで住んだまま断熱性能の改善を完了することが可能です。まずは、お家の断熱性能を把握して最適な断熱方法をご提案させていただきます。断熱でお悩みの方はぜひお気軽にご相談下さい!

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