断熱リフォームの調査・お見積もりで注目すべき「4つのポイント」|断熱リフォームの匠

コラム

投稿日 2020.07.30 / 更新日 2022.03.01

断熱リフォーム

断熱リフォームの調査・お見積もりで注目すべき「4つのポイント」

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矢崎 拓也

環境省認定うちエコ診断士

大学卒業後、断熱にまつわる資格をいくつも取得し、自ら調査や補助金申請の手配、セルロースファイバーの施工から窓の取付まで行える業界でも異色の人物。「日本中の住宅性能の低さを解決したい!」と大きな夢を原動力に戸建住宅の断熱リフォームに取り組む。

「断熱リフォームを検討していますが調査を依頼する時に意識すべきポイントはありますか?」

 
このような疑問にお答えします。このページでは断熱リフォームについて

  • リフォームそのものを失敗しないようにするには
  • 業者とのやりとりを円滑に行うには
  • 断熱リフォームにかかる費用を抑えるには

 
といった視点から調査やお見積もりを依頼する際のポイントについてご紹介していきます。

断熱リフォームで注意すべきポイント


断熱リフォームで注意しておくポイントとして

  • お見積りは複数社で比較する
  • 状況を正確に伝えるように準備をしておく
  • 調査がスムーズに行えるように準備をしておく
  • 工事前に対象となる補助金がないか確認する

 
の4つが挙げられます。

①お見積りは複数社で比較する

断熱リフォームといっても会社によって

  • 工事の料金
  • 工事の方法
  • 断熱リフォームに使う材料
  • 得意な工事
  • 会社の雰囲気

 
などさまざまな違いがあります。なので、工事方法や担当者の対応など説明を聞いて納得できるところにお願いしましょう。お見積もりは、可能であれば複数の会社に依頼することをおすすめします。

もしかすると

「頼まないかもしれないのに、相談をするのは気が引ける」

 
と思われるかもしれません。

しかし断熱リフォームは、普段目にすることがない天井裏や床下、壁の中の工事です。
お金もたくさんかかりますし、洋服のように試着もできません。

大切な家のリフォームですので、依頼する会社も慎重に選ぶことが大切です。

また、確かに断られると営業マンはへこみますが、どこがダメだったのか理由を考えることが、今後の勉強にもなります。それに営業マンは日々たくさんの提案をしてたくさん断られていますので割り切っています。営業マン自身も、生活の中で断っていることがあるはずなので、気にせず相談してください。

②状況を正確に伝えるように準備をしておく

お見積りをしてもらう際は

  • 想定している予算
  • 寒さや暑さで困っていること

 

など、現在の状況を正確に伝えられるような準備をしておきましょう。

予算が決まっている場合は初めに伝えておくと、予算内でできる工事の提案をしてくれますし、困っていることやリフォームをすることでどうなりたいのかを伝えると、施工会社はお客様の悩みを解決できるような提案をしてくれます。

例えば、床下断熱の依頼をする時は「冬の家の中が寒すぎて、両親の体調が悪くなった。暖かい家にしたい」と伝えることで、床下断熱で問題を解決できるか、他にもっと必要な工事があるのかなど、家の中が寒い原因を考えた提案をしてくれることでしょう。

また、

「色々困っている事はあったはずなのにいざ点検に来てもらった時にそれを伝え忘れてしまった」

 
ということがないようにあらかじめメモなどに整理をしておくとよりやりとりをスムーズに行うことができます。

③調査がスムーズに行えるように準備をしておく

断熱リフォームの調査の際は

  • 現在断熱材が設置されているのか
  • どのくらいの広さなのか
  • 工事ができない場所があるか

 
などを調べるために家の周りや家の中などを調査します。ですので、調査がスムーズに行えるように準備をしておくと、業者は作業が行いやすくなりますし、かかる時間も短くて済みます。

具体的には

  • 床下や天井裏をのぞける点検口周辺の荷物の整理
  • 家の図面の用意

 
などです。点検口の側に、パソコンや花瓶など壊れやすいものや大切な物がある場合は、事前に別の場所に移動させて置いたほうが安心ですし、もし床下収納庫にたくさんの荷物が入っている場合は事前に出していただいた方が、食品類などに触れる必要もなくなります。また、建物の図面を用意しておいていただけると、計測などで必要な時間を短くすることができます。

④対象となる補助金がないか確認する

断熱リフォームは工事を行う箇所や範囲、使用する断熱材の種類などにより国や自治体から補助金を受け取ることができます。国、都道府県、市町村とそれぞれが独立して行っている場合もあり、条件にあてはまれば複数の補助金を併用することができるかもしれません。

補助金制度は、あらかじめ「予算」を決めておき随時申請を受け付け、予算がなくなり次第終了、という方式をとっています。言い換えると、用意しているお金には限りがあり、それをすべて使いきったら、その年は終了、といった具合です。ですので、例え期間が決められていてもそれよりも前に終了してしまう事もあるので注意が必要です。

まずは申請可能な補助金があるかどうかを調べましょう。毎年似たような補助金制度がある事がありますが、使用できる条件や金額も毎年同じとは限りませんので、最新の情報であるかどうかをしっかりチェックしておく事が大切です。

とはいえ、補助金の条件や金額の計算方法が書いてあるホームページはとても難しい表現で書かれています。ですので、リフォーム業者に相談した時に補助金のことも聞いてしまうことがおすすめです。

数多くの対応をしてきた業者であれば、だいたい同じ質問をされています。市町村を伝えれば、国、都道府県、市町村で使用できる補助金の内容を調べて、教えてくれる事でしょう。お見積りも、補助金が使える工事内容や材料で提案をしてくれます。

まとめ

今回は、断熱リフォームをする時にした方が良いことをお伝えしてきました。

世の中にはたくさんの会社がありますが工事の方法は様々ですし、材料も色々あります。

技術も日々進化していますので可能であれば、いろいろな会社のプロに話を聞いてみてください。

断熱リフォームの匠では、お見積りは無料でおこなっております。ご依頼はお申込みフォームか電話で受け付けておりますのでぜひ一度ご相談ください。