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暖房器具選びの参考に!それぞれの特徴は?

2019.02.09

暖房器具のイメージ

寒い季節と暖房器具は切っても切れない関係にあります。現在市場には様々な暖房器具が出回っていますが、それぞれにメリットやデメリットが存在します。

家族構成や住んでいる地域、家の間取りなどそれぞれの生活スタイルに合った暖房器具を使うのが一番だと思います。今回はそれぞれの暖房器具について、大まかな特徴についてまとめてみました。

上野山 典之  Webスタッフ 上野山

 

5種類の暖房器具のご紹介

今回ご紹介する暖房器具は

  • 石油ストーブ
  • 温水パネルヒーター
  • 床暖房
  • ガスファンヒーター
  • エアコン

 
の5種類です。それぞれの暖房器具の特徴を説明していきます。

石油ストーブ

石油ストーブ

石油ストーブは灯油で空気中の酸素を燃やして熱を得る暖房器具です。燃やすための空気の取り込み方と吐き出し方で、開放型、半密閉型、密閉型の3種類に分けられます。

コストパフォーマンスに優れている

石油ストーブは暖房器具の中でもコストパフォーマンスに非常に優れています。電気を動力とする暖房器具はエネルギーの変換に手間がかかるためどうしても燃費が悪くなります。

電気を動力とする暖房器具は灯油を動力とするものよりも5倍のコストがかかると言われており、光熱費を抑えたい方にはお勧めです。

運転時にモーターを使用しない

エアコンやファンヒーターなどのファンを使用する暖房器具は運転時のモーター音が気になりがちです。石油ストーブはファンを使用しないので静かに使用することができます。

また、風が発生しないので、ホコリもあまり気にする必要がありません。また、エアコンは室内の空気を乾燥させてしまいがちですが、燃料である灯油は、燃焼時に水分を放出するので、乾燥に強い暖房器具であることも特徴です。ただし、逆に湿度が非常に高くなりがちなので結露には気をつけましょう。

安全面に注意

石油ストーブは燃焼時に一酸化炭素などの有毒ガスを出すので暖房器具の中でも安全面で注意が必要です。燃焼後の排出物が室内に出されるので、特に開放型の場合は定期的に換気を行うようにしましょう。

また運転時は本体が非常に高温になるので、小さな子供がいる時はやけど対策の保護柵の設置もしっかりと行いましょう。

 

温水パネルヒーター

温水パネルヒーター

温水パネルヒーターはガス・電気・灯油などで内部の水を暖めてパネルヒーター内を循環させ、その熱で部屋全体を暖める暖房器具です。平べったいものや細長いものが多く、壁際や窓際に設置して使用するのが特徴です。

ガスの排出がなく安全

温水パネルヒーターは本体が持つ熱を利用して周囲を暖かくする(輻射熱で温める)ので、ストーブやエアコンのような暖房器具のデメリットである有害物質やほこりの心配をせずに安心して使うことができます。

窓辺の冷気対策にもなる

暖房器具を使って部屋を温めると、窓際の空気は冷えやすいので、結露が起きてしまいます。温水パネルヒーターを窓の下に設置すると、窓際の空気の温度差がなくなるので結露を抑えることができます。

設置コストや運用面でやや手間がかかる

温水式パネルヒーターはパイプで繋ぐ必要があり、複数個の設置を同時に行う場合が多いので、他の暖房器具よりもコストがかかってしまいがちです。

また、熱源であるボイラーを始めとしたシステム全体の定期的なメンテナンスも行う必要があり、運用面でも他の暖房器具に比べて面倒に感じてしまうかも知れません。

 

床暖房

床暖房

床暖房は床下に発熱体や温水袋などの熱源を置き、その熱を輻射により部屋全体に広げる暖房器具です。室温だけでなくフローリング全体を暖めることができるのが特徴です。また、床下に暖房器具を直接設置する「床下暖房」呼ばれるものも存在します。

運転時の音が静か

石油ストーブと同様に、運転時の音を気にすることなく使用することができます。

足元の暖かさを実感できる

足元に熱源があるので、身体の末端部の冷えに悩んでいる人は効果を実感できると思います。また、エアコンを使ったときに感じてしまいがちだった上下の温度差を小さくすることができます。

暖房器具を床の上に置く必要がなくなる

据え置き型の暖房器具は本体を置いた周辺部も加えると、場所を取ってしまうことになります。暖房器具を外に置かずに済むので部屋の空間を広く使えるようになります。

コスト面で難がある

床暖房をリフォームで新しく設置するには床をはがす必要があるので、それだけでそれなりにコストがかかってしまいます。

また、暖かさを感じるまでに時間がかかり、ランニングコストもエアコンなどの暖房器具と比べて高めです。他の暖房器具と併用をし、なるべく節約をする工夫をした方がいいでしょう。

 

ガスファンヒーター

開放型のストーブ

ガスファンヒーターはガスを燃やして熱を得る暖房器具です。石油ストーブに比べるとコストパフォーマンスは落ちるものの、電気で動く暖房器具よりもコストパフォーマンスに優れています。

立ち上がりが非常に早い

スイッチを付けてから温かさを感じるまでが他の暖房器具に比べて非常に速いのが特徴です。手元や足元だけでもすぐに温まりたい、朝時間がないときにパッと暖かさを感じたい、という時はガスファンヒーターが役に立つと思います。

健康面では注意が必要

しかし石油ストーブ同様に、使用時は有毒な気体が発生してしまいます。また、ガスファンヒーターもガスの燃焼時に水分を発生させる特徴があります。

特に都市ガスの場合は、燃焼した時に石油やプロパンガス以上に水分を発生させるので、部屋の結露にも十分する必要があります。まめに換気を行うようにしましょう

 

エアコン

エアコン

エアコンは室外と室内をつなぎ、その中で「冷媒」を循環させることにより、部屋の中の熱を吸い取ったり、放出したりする暖房器具です。

冷房と合わせて1台で運用することができる

エアコン暖房はほとんどが冷房の切り替えができるようになっており、他の暖房器具では行うことができないメリットだと思います。

安全性が高い

本体が直接熱くならず、高いところに設置されているので、小さな子どもがいても据え置き型の暖房器具より、やけどなどの事故のリスクを小さくことができます。また、使用時に有毒ガスが発生しないので、安心して使うことができます。

コストがかかる

運用にはそれなりにコストがかかります。寒い季節はついつい設定温度を高くしてしまいがちですが、エアコンの設定温度を1℃上げるとランニングコストが約10%増加するといわれています。できるだけ20~22℃の範囲で運用することを意識するべきでしょう。

 

補助となる暖房器具も活用しよう

電気ストーブ

これまでご紹介してきた暖房器具に加えて、補助としての暖房器具を併用すれば全体でかかるコストを削減することができます。

例えば、エアコンを使っている状態で手足に少し寒さを感じていたのであれば設定温度を上げるのではなく、こたつ電気ストーブ(ハロゲンヒーター)などを使うようにしましょう。

また、暖房器具ではありませんが、室内の温度差をなくすエア・サーキュレーターを使用するのも有効な手段です。

 

住んでいる地域によって使い勝手が変わる暖房器具も

地域分けした日本

ここまで、それぞれの暖房器具についての特徴をご紹介してきましたが、実際には住んでいる地域により使い勝手が異なってくる暖房器具もあります。

例えば、都会では灯油があまり普及していないので中々手に入らなかったり、マンション暮らしだと灯油の仕様が許可されていなかったりするので、暖房器具そのもののスペックとは別な問題があります。

逆に、灯油に比べてコストがかかる電気も深夜電力であれば比較的安く済ませることができます。自分の地域にあった暖房器具を選ぶことが大切です。

 

予め断熱リフォームを行っておくのも手

内窓

断熱リフォーム

自分の生活スタイルに合った暖房器具を探すのも大切ですが、それぞれの暖房器具の性能を引き出し、より小さなエネルギーで快適な空間を作るには住宅の性能そのものに目を向ける必要もあります。

例えば、室内の熱の半分はが逃げ道であるといわれています。窓の性能が上がれば相対的に暖房器具の性能も上がります。また、窓が小さいのであれば、その分逃げる熱の割合が大きくなるであろう床下や天井の断熱性能を上げることも考えたほうがいいでしょう。

いずれにしても長期的なトータルのランニングコストを意識するならば検討する価値は十分あると思います。

こちらの記事でもご紹介しているのでもしよろしければ参考にしてください。

▼暖房器具選びの前に!まずは断熱対策を行った方がいい6つの理由
https://www.danrei-teoria.com/column/insulate_before_heat/

 

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