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リビングの寒さ対策はまず隙間風をなくす事から!方法を徹底解説


WRITER
矢崎 拓也
環境省認定うちエコ診断士 DANREIスタッフ
「リビング自体は暖かいはずなのに足元が冷えて寒さがなくならない」
「壁や床の冷気が気になる」
と感じてしまっている方の為にリビングの寒さ対策について、「隙間風をなくす」ことに焦点を当ててご紹介していきます。
この記事に書いてあることを実践していただけると
- リビングの壁や窓の近くの冷気が改善される
- フローリングの底冷えする感じが改善される
といったメリットがあります。
隙間風の対策には以下の2つのアプローチを考えます。
- 隙間風が吹く隙間をどうやってなくすか
- 隙間風そのものをどうやって止めるか
①は誰でも比較的簡単に行える寒さ対策ですが、②の寒さ対策は一般の方では少し厳しいかなと思います。
なので①だけでも十分ですが、もし「もっと詳しいことを知りたい!」と興味を持たれた方は②も読み進めていただけたらと思います。
目次
リビングの寒さ対策①:隙間を「なくす」
まずは目に見える隙間からふさいでいきましょう。リビングから廊下への扉の下には隙間が空いていることがあります。
専用の気密テープでふさいでしまうのがおすすめです。見える隙間をふさいだ後は見えないスキマをふさいでいきましょう。
一見普通のリビングですが、寒さ対策を行うべき見えない隙間が潜んでいます。
隙間はこのように
- 床と壁・天井と壁のつなぎ目
- 窓周り
に多く存在し、その割合は全体のスキマの6割を超えるとも言われています。
サーモグラフィーの映像です。リビングではなくて恐縮ですが床と壁のつなぎ目の温度が低くなっているのがわかります。
これらをふさぎ、リビングに隙間風が入ってこないようにしましょう。方法としては
- サッシのパッキンを交換する
- 取り合い部分に巾木をつける
などが効果的です。巾木については代わりにタイルカーペットを敷くことでも下の隙間を埋めることができます。
これらの材料はいずれもホームセンターで購入することができます。
リビングの寒さ対策②:隙間風を「とめる」(上級者向け)
リビングの寒さ対策は見えない隙間を埋める事も大切ですが、根本的な原因である隙間風そのものへの対策を行うことも重要です。スキマ風の正体は「気流」です。
「リビングの隙間をふさぐだけで十分じゃないの?」
と思うかも知れませんが、気流を意識することは寒さ対策の上でとても大切です。重要性について理解してもらうために、気流についてもう少しお話ししておこうと思います。
寒さ対策で気流を意識する理由
気流の元になるのは外の寒い空気です。外の冷たい空気は通気口や基礎パッキンを通して建物の中に入ります。
床下に入り込んだ冷たい空気は壁の内部を通って小屋裏へと移動し、再び建物の外に出ていきます。この時、建物の隙間からリビングに流れるのが「隙間風」です。
横からみるとこんな感じです。何となくイメージがつきましたか?
実は気流が壁や床を冷やしてしまう事が寒さの大きな原因になっており、その対策は大切なのです。
では具体的な対策方法の紹介に移ります。
気流を「止める」方法

気流対策は断熱材により空気の通り道をふさぐことで行います。
「空気の流れを止めてしまって本当に大丈夫なの?」
と思うかもしれませんが、結論からいうと問題ありません。むしろ断熱材が入っている場所を空気が通り抜けている事の方が問題だといえます。

こういった隙間は間仕切り壁や外壁の上に存在します。

気流止めを抑える事でリビングの冷えは大きく改善されます。
リビングを部屋の外からも寒さ対策したい人は是非無料点検を
今回は「隙間」をテーマにしたリビングの寒さ対策について2つのアプローチでご紹介してきました。
前半でご紹介した気密テープや巾木はいずれもホームセンターで手に入りますし、作業もさほど難しくないので、是非試してみてください。
後半でご紹介した気流の対策は最初にご説明した通り、個人で行うには少し敷居が高いと思います。材料自体はホームセンターで買うことはできますが、道具をそろえたり、現在の断熱材の状態を事前に把握したりと色々手間がかかります。
「自分でやるのはちょっと・・・」
と思われる方が多いのではないかと思います。とはいえ記事の中でご紹介した通り、寒さ対策を考える上でとても大切な要素です。

そこでご提案させていただきたいのが弊社が実施している無料断熱診断です。弊社が運営するDANREIは建物を壊さない「非破壊施工」で既存住宅の断熱材の性能を上げる断熱リフォームを取り扱っています。
実は寒さ対策は隙間をふさいで「気密性能」を上げるだけでなく床下や小屋裏の「断熱材の性能」にも注目することで、更に効果を増すことができます。
無料点検では今回ご紹介した「気流の流れ」がどうなっているかはもちろん
- 現在の床下や小屋裏の断熱材の状態
- 現状を改善するための具体的な方法
などについても撮影した写真を用いながらお伝えします。
「一度自分の家の断熱材を見て欲しい」
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